2015年2月16日月曜日

『救荒食』全滅? 誰も気が付かない静かな飢饉

『救荒』 つまり恐慌を救う、という意味。
つまり、国のどこにでもあって、育てるのに手間がかからず、食べられるもの。

『国家』が提供できるものの中で

『人間』の生命を保証する
最も重要なもののひとつだが、
現代ではその重要性が霞んでしまっている。重要性が感じられなくなってしまった原因は、食の保存法や流通の発達の結果であり、問題が実際に解決されたというわけではない。

このように現代社会には人間の生活の実態を覆い、見えなくなってしまったものがたくさんあるのではないかという気がする。 スーパーで売られる切り身の魚を眺めて、そのバックグラウンドを想像することは難しい。

 裸眼では不可視であるところの放射性物質に全国(陸・海)が汚染されたからといっても、景色を見れば何も変わらないし、それが実は『大恐慌』であるという実態に気付く人はいない。実感できないということは恐ろしい。『食の流通』が『療法』だとすれば、現在の日本は生命維持装置のみで『生きている』、死に行くだけの患者のようである。
 




  • シイラ(マヒマヒ)






    …救荒食については現在調査中。